Kalimba  KAERU

      

素朴で

不思議で

懐かしい

 

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喪失感から見つけたもの

子どもの頃、そう小学生の頃から僕は何かを失っていると感じていた。何を失っているのか解らずに、ただ漠然と喪失感を抱いていた。

大人になっても満たされないその思いは僕の中にあった。会社に勤めてもやはり満たされないままで、僕は仕事を続けていられなくなり旅に出た。

バリ島の光と闇、インドネシアの島々と海、マヤのジャングルと遺跡、土着の民の住む湖、群れて泳ぐイルカたち、砂漠の熱さ、奇妙で不思議な魅力の旅人たち。海外に行かないようになってからも、富士山の麓に住み、その土地の生き物たちから多くを学び、耕さない畑を始めたりもした。

僕は人生の旅をしながら答えを見つけた。喪失感は何だったのかがわかった。地球の音を聴き、自分でその音をかたちにし始めた。自分を満たしてくれるものに感謝して、〈ひとつの世界〉に立って、かたちにしていく。つながり合いの中で、豊かで幸せに生きられますように。